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2/27(土)に「サンシャイン水族館 ゾクゾク深海生物2021」でトークショー!!

全体2021年02月19日

本校生徒の饗場空璃(あいばそらり)君が、2月27日(土) 19:10より
「サンシャイン水族館ゾクゾク深海生物2021」にて
高校生魚類蒐集家としてトークショーに参加します。

サンシャイン水族館ゾクゾク深海生物2021

入場人数が限られている為、現場での視聴を望まれる方は、公式HPより事前申し込み(予約受付 :2/19(金)~)をして頂く形となります。また、サンシャイン公式YouTubeでもライブ配信する予定ですので、是非ご覧ください!

高知の知り合いの漁師さんから研究用にオナガザメを送ってもらう

 ~饗場君からのコメント~
普段はシマザメやオナガザメを中心とした魚類の生態研究や、日本テレビ「ILOVEみんなの動物園(旧・志村どうぶつ園)」等のメディアに出演しています。
 今回は行っている活動等をご紹介します!「魚」の研究を中心に活動しており、北は北海道から南は沖縄、時にはカリブ海や東南アジア諸国、ヨーロッパ諸国等々八十ヶ所以上の港、漁師の方々より魚を収集し、研究をしています。

 活動の例をいくつか挙げさせていただきます。人体にとって有害な脂を体内に貯蔵しているバラムツという魚から油を抽出し、ろうそくなど燃料の代替品として使えるのかという研究を校内で行ったり、5年間メスのみで飼育したシマザメというサメが産卵し、ふ化させることができるかという研究を自宅で行っています。サメの世界で稀に起こるメスのみでの産卵、ふ化を目標としており、仮に成功した場合、シマザメの例は今迄に無いため、世界初の快挙となります。

理科研究部の部室でミツクリザメを解剖
東京湾に生息するサメの種類の研究

また、最近では高知県の室戸市という場所から研究目的の助成金を頂いたので、漁に同行させていただき、室戸市沖に生息する深海生物をデータ化し、新たな知見を得るために日々奮闘しています。
こういった、今まで殆んど研究が行われていなかった地域にもスポットを当て、世に広く知って貰えるような活動をしています。

 なぜこれほどの量の魚を集めているかというと、研究によって、魚たちの生きた証を残したいという思いがあるからです。
 私たちの食卓に上がる魚はサンマやサバを始め、せいぜい20~30種類位です。しかし、日本近海には4000種類もの魚が生息しており、食用魚を獲るためには必ず犠牲になる未利用魚という魚達がいます。
そういった魚達を収集し、写真を撮ったり標本にすることで、皆様に魚の面白さを知っていただきたいと思っています。最近はそのような活動が「ILOVEみんなの動物園(旧・志村どうぶつ園)」などのメディアで紹介されることも多くなり、全国で行っている活動を知っていただけるのは本当に嬉しい気持ちです。
 これからも頑張って研究を重ねていきたいと思います。

室戸市沖でナヌカザメなどの深海魚の漁に同行

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